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Pancake Dayを知っていますか?

巷のチョコレート合戦も、いよいよ佳境に入りました! 「セント・ヴァレンタイン・デー」(St.Valentine’s day)は、今や日本でも、立派なイベントとして浸透していますが、実はこの時期、イギリスにはもうひとつ大きな記念日があるのです。 それが「パンケーキ・デー」(Pancake day)! やはりキリスト教に関係する、古くから続く伝統行事のひとつです。

イースターの41日前の火曜日、いわゆる「シュローブ・チューズデー」(Shrove Tuesday、これがパンケーキ・デー)は、四旬節(Lent)という40日間の断食期間の始まりの1日前。 四旬節の間には、すべての栄養食品を摂取することが禁じられます。 そこで昔の人は、食事をとれる最後の日に、家にある卵、バターやミルクなどありったけの食材を使い、パンケーキを作って食べたそうです。 そんな逸話から、「シュローブ・チューズデー」を「パンケーキ・デー」と呼ぶことになりました。

今では、そんな掟に従う、敬虔な信者さんは滅多にいませんが、その代わりにこの日は、誰でもどこでもパンケーキを食べる!という、夢のような日になったのです! その「パンケーキ・デー」、イースターと連動しているので、その年ごとに日にちは変わっていきますが、2016年の今年は、ちょうど2月9日の今日がその「パンケーキ・デー」にあたります。

私がロンドン住み始めた1年目、一緒に暮らしていた女性の大家さんが、キッチンで何やら大量のパンケーキ(むこうでは、クレープのこともパンケーキと呼び、その時彼女が作っていたのはクレープでした)を作っていました! ‘Traditional one is sugar & lemon!’(lemon & sugar とも言う) レモンとお砂糖(グラニュー糖)をかけたパンケーキが伝統よ!」と言って、味見させてくれたのが、私のパンケーキ・デーの始まりです。 それ以来、ロンドンにいる間中、毎年パンケーキ・デーが楽しみで . . . といっても、それ以外の日にもしょっちゅう食べていた、ってことは周知の事実!先に告白しておいた方が良さそうですね。

さあ、みなさんも、今日はパンケーキを食べて英気を養いましょう!! *写真は、なんとなんと、ベーコンをのせたパンケーキに、メープルシロップがかかっています。

なかなかいけますよぉ('The Breakfast Club' というロンドンのカフェ。私の御用達!)

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